Healed while heal

30代田舎在住ゲイの、普段表に出せない感情などを書き綴るブログです。

池の表面

 この連休は大阪万博決定でミーハーというか招致委メンバーの様に、情勢が気になったり、決定を喜んでしまいました。決定後、「負け癖のあった大阪が勢いづいている」というインタビューがありましたが、自分は人でもなんでも、かつて強かったが、一度弱くなり、そこからの復活しようとする姿に対してめちゃくちゃ応援というか感動する性分なんです。

 まあ確かに、10~15年前くらいの大阪は、関空ガラガラで、オリンピックも招致失敗、USJも不祥事でガラガラ、企業への東京流出とかで、全国トップに立てる指標は犯罪関連とかだけで、おまけに阪神タイガースが最下位続きと合わせて、自虐するところを良しとするみたいなところは確かにありました。ところが最近は、インバウンドの伸び率世界一とか、関空の外国人客が成田超えに迫るとか、世界で最も住みやすい街トップ3に選ばれるとかで、確かにかつてのダメダメモードは無くなったのかなと思います。

 ほんで負け癖と聞いて、思い浮かべたのは2年前の自分自身のトレードなんです。自分は3年前くらいから実戦トレードをし始めたのですが、当初は純粋に教わった通りやってたこともあって、少額ですが利益をとっていました。ところが4か月後に仕事の部署が変わり、時期的にかなり忙しく、イライラとかも重なり、これで儲けてやろうとか、ロットを大きくして、利益を吹き飛ばし、その後はそれを取り返そうと躍起になり負けが続きました。結局その1年後に一度休んでトレーニングに徹っした経緯があります。負けが込んでくると、それを取り返そうと躍起になって、純粋にチャートが見えなくなる。勝てるポイントではそれを疑っては入れないと、悪循環が続いていました。今思えば完全に負け癖がついていました。

  そこから、トレードは今年の6月くらいから再開したのですが、この悪循環の心境にはならない様には、気を付けており、かつての様な負のスパイラルに入ることは無いのですが、かつての負け癖がまだ染みついているせいか、勝てるポイントで入れれない場面があったりしていまして、完全な正のスパイラルに入り込めてないのが現状です。現在では、スランプに陥った時は、正直つらいですが、あえて強気で攻めるのではなく、柔道の受け身の様な攻め方の感覚を持ちながら、技の改良に取り組める様になったので、少しは成長したかなと思います。

  「池の表面は、静かであれば、くっきりと見えるが、風で水面が乱れると、見えなくなる」と同様に、心も損益というものに惑わされると、チャート本来の形が見えなくなる。平静さを保つことで、見えるものが見える。宮本武蔵も何か剣の道とは何かいうことで似たようなことを言ってましたし、これ、自分にとって永遠の課題です。おそらく一生かけて追及していくものなのかなと思っています。