Healed while heal

30代田舎在住ゲイの、普段表に出せない感情などを書き綴るブログです。

玉虫色

 今週は、職場の若手社員で飲む機会がありまして、あまり乗り気がしなかったのですが、同じグループの既婚後輩女性と結構意気投合したというか、本音トーク的なものが出て結構良かったです。彼女はけっこうスピリチュアルというか、般若心経みたいなものに興味があるらしく、自分が休憩時間にチャートを見ているのを知っていたのか、トレードの話題になりまして、自分がトレードは、「この世の中で命の次に大事なお金の増減に対して、心が乱れないようにする修行みたいなもの」的なことを言いまして、何かかなり興味を持ってくれた感じでした。

 彼女も好きな話題をしゃべれるのが嬉しそうで、その後はずっと聞き役的な立場で聞いていました。そしたら結構、なんか不妊治療とか仕事と妊活の両立とか比較的重たいワードが出てきまして、自分が「隣の家族は青く見える」が好きだったとか言いながら(別のカップルのことだということは隠して)、こういう時に自分も本音を言った方が相手も話すことに対して楽になると思いましたので、ゲイであることをぼかしながら、自分にもいろいろ抱えているんだ的なことを言いました。

 自分もこの人であればカミングアウトをしても良いかなと思ったのですが、これはあくまで自分の考えですが、カミングアウトは正直、自分は楽になると思いますが、相手に対して抱え込まさせてしまうところがあると思うので、まあこれからもやらないと思います。

 というより、自分はよく、しぐさとか顔とかからゲイ疑惑をかけられたりするのですが、「もし、そうだったらこんな田舎に住んでませんよ~」的な返答をしてまして、NOに近いあいまいにな感じで通しているんです。疑惑をかけられたときにYESと答えれば、ゲイキャラ的なものを期待されましていずれ疲れますし、NOというのも自分自身を否定している様でできないので。

 昔、学生時代のときは言うか言わないかこれ以外にもけっこう白黒をつけるべきとかいう考えをしていたのですが、社会人になってから、別にグレー状態というか、見方によっていろいろなとらえ方をされる玉虫色とかいう「あいまい戦術」が、楽だし、いかようにも自分の立場を作れるので、良いなと思っています。ということを考えさせれた時間となりました。