Healed while heal

30代田舎在住ゲイの、普段表に出せない感情などを書き綴るブログです。

罪悪感なしに休む

 「スランプに陥ったら間を置け。」これは、麻雀の日本一になった桜井章一さんが言われていた言葉です。(自分は、けっこうポーカー、麻雀、囲碁などの勝負師の言う言葉が好きなんですが・・・)

 昨年までの自分は、最近調子悪いなとか、何か今日は勉強にやる気が出ないなというときは、何となく乗らない感じで、勉強や分析をしていたのですが、年末に会社の新人君に「〇〇さん、いつも戦っているイメージがあるので、息抜きした方が良いんじゃないですか?うまいこといってるトレーダーは気分転換をちゃんとしてますよ。」といわれ、最近スランプ気味だったので、今年は良い意味で息抜きがうまくなりたいと思い、今日は休みました。

 休むといっても、眼科、図書館にいって、そんでホテルで海の見える温泉無料券が年末の忘年会時にもらえたので、それで温泉にいってきました。そういえば、昨年夏ごろ仕事も私生活(トレード)も疲れ切っていて、山奥のひなびた温泉に行きたいと思っていましたが、(かなり重症な思考ですが・・・)ようやく温泉に行けた感じで、そういえば、何かこう目的なしにどっかへ行ったのは、ほんまに久しぶりという感じでした。

 露天風呂とかから海を見て、これからどういう風に生きていこうかと考えてしまいますね。でも結局は、今やっていることを良いようにしていくのが一番ベターなことは変わらずですが・・・そんで比較的、海流の激しいところで船も進んでいたので、江戸時代の帆船の話を思い出しました。当時は風の流れや特に海流から、船を進めており、海流にも強い流れや弱い流れ、逆向きの流れが混在して一つの流れを作り出し、一流の船乗りはその海流の流れを読むのが得意だったみたいです。

 様々な流れから、動きを予測して、帆を調整し、動きを進める。まったくトレードと同じことなのですが、流れを予測してバイアスによってそれに反する行為をとることは船乗りであれば命がかかっているんでしないだろうなと思い、欲・恐怖がからんでバイアスがかかるトレードの世界と比べ、命がかかれば人間は欲・恐怖から逃れられるのかなと思いました。また、海流・風とチャートの動きは、一方は自然現象で一方は人間の欲・恐怖の結晶みたいなものなので、自然現象の方が再現性が高いのかなと思ったり、(まあ、欲・恐怖も有史以来の人間の性なので、そうそう変わらないものですが・・・)、当時もし人より早く目的地に到達したいという欲をもって船に乗り、自然現象を無視して進めた場合、どうなるのかと考えてしまいました。

 そんなことを考えたのち、海沿いをドライブしましたが、観光地は地元の人間がいないんで、比較的非日常が味わえるんでけっこう良いなと思いました。地元の知っている人間に会うと、「33歳にもなってこんなところで一人でぶらぶらして良いご身分やな(同年代は子育て真っ最中やで)」という視線が否応なしにも来るんで(自分が自意識過剰なのかもしれませんが・・・)、まあどうにせよ、調子の悪い時や気分が乗らないときは、良い意味で休むという行為を罪悪感なしにうまくやっていける様、今年はやっていきたいと思います。

f:id:mercantile:20190126205755j:plain