Healed while heal

30代田舎在住ゲイの、普段表に出せない感情などを書き綴るブログです。

見えているのに見えなかったものが見えてくる

 アメリカの元大統領が大統領職は「決断が仕事」みたいなことを言っていましたが、それとは次元が全く違いますが、トレードもほぼ「決断が仕事」です。

 ただ、決断というのは、100%それだ!というものは滅多にお目にかかれなく、ほとんどが、両方を選んでもそれなりの理由が出てくるものでして、それに、自分の欲や恐怖も混じると判断材料が増え、頭がぐちゃぐちゃになってきます。そういう時、おもむろに決断を先送りしがちですが、その先送りが利益の取り損ねや、大幅損失を招く原因になりがちです。

 だからそこ、最近気を付けていることは「シンプルに考える。」ことになるのかなと思います。判断材料は、増えれば増えるほどいいとはいえず、逆に一番重要な視点を見落としてしまいがちになります。どうしてもこの社会で生きていると決断するときは、判断材料がを多くして、それを複雑にして考えた方が、賢いというか進んでいるという考えになりがちなんですが、それが進歩した、成長したとなりがちです。ただ、あえて判断材料をそぎ落として本当に大事なものだけにすると、見えなかったものが見えてくる感じになりまして、なるほどと思いました。

 そういえば、自分は、ドラマとか滅多に見ないのですが、脚本家の大石静さんが好きで、そのドラマは昔から見ていたんですが、(ちょっと古いですが、セカンドバージンとか密の味とか)「人生でみんな迷ったり悩んだりするのは、すべてを欲しようとするから。欲しいものすべてを、一度そぎ落としてあきらめると、逆に自分にとって一番大事なものが見えてくる。」みたいなことを人生観としてもたれていまして、すごく共感していましたが、それと同じようなことなんかなと思うと、妙に納得してしまったのですが・・・

 まあどうであれこの「シンプルに考える」一見簡単そうで、実は難しいことですが、これも大きい一歩になるのかなと思いつつ、頭の片隅に入れて、頑張っていきたいです。