Healed while heal

30代田舎在住ゲイの、普段表に出せない感情などを書き綴るブログです。

あいまいでコメディータッチなカミングアウト

 最近、もう別に周りにもしかしたらあの人はゲイだと気付かれても別に良いやと思う自分がいてます。自分のカミングアウトに対する考え方は分かってから最初の1年間くらいは、なんか言った方が良いというか正義的な考えをしていて、実際に周りに言ったりもしていまし、就活から就職後くらいからは、次第に隠すべきものというか、墓場まで持っていくスタンスでいました。(実際にカモフラージュ的な交際をしたりと)。

   ところが、最近、もうどうでもよいやというか、田舎で30代前半で独身でいることの方がゲイであることがわかるより、引け目を感じるようになってきました。前者は、周囲が子供を作って親孝行している中で怠惰な感じで見られますが、後者は「ああそうなんだ。それやったら仕方がないね。」的なある意味、言い方は悪いですが、病気的な感じで捉えられますので、ある意味楽な感じがしています。
 何でこんな気持ちになったのかなと思いますと、1つ目はほんまに独身でいることの風当たりというか圧力が強くなりすぎたことで、ゲイであることがわかる方が楽になったこと。

   2つ目は、今トレードをしていますが、まあどんな境遇になっても最低限、何とかなりそうな感じがして(期待ですが)、いざとなれば、去れるだろう的な安心感が出てきたこと。その時に現時点で去る場合、周囲からかなりの反発を食らいそうだが、そういう理由であれば仕方がないと思われがちになるため。

   3つ目は、もともと性格的にも特殊キャラで通していたので、周囲にいい意味でも悪い意味でも特別視された方が気が楽なこと。

   4つ目は、これまで秘密主義を通してきましたが、もっと周囲に自分のことを知ってもらった方がうまくやっていけそうな感じもするからです。
 とはいってもカミングアウトをシリアスな感じで伝えますと、場が白けますし、そんな真面目な感じでおりたくもないし、まず、はっきりはさせたくないので、あくまであいまいなグレーな要素をまじ合わせながらコメディタッチで分かる人には分かるでしょ的なというか、積極的でもなく、隠すことでもなく自然体な感じでいてる様にしています。
 田舎の保守的な社会でやっていくんで、ある意味男子校の中で一人変わった奴がいてるけど、なんとなくかわいがられる的なポジションを目指しますが、そういう人も共学に入ると、とたんに居心地が悪くなるみたいな話もよく聞きますので、この場所だけに通用するものかもしれませんが、どちらにせよ、この選択が吉となるか凶となるか大いなる実験(!?)を楽しみたいと思います。