Healed while heal

30代田舎在住ゲイの、普段表に出せない感情などを書き綴るブログです。

運命が時と場所を指定する。大切なのはそこにいたかだ。

 世界には様々なスポーツも含めて様々な勝負事があり、同じトレーダーというある種、勝負師な一面をもっている自分にとって、どれも興味あるものですが、端から見ていて一番面白いのは「選挙」です。役者が一筋縄ではいかない人達でありますし、勝敗の落差が大きいので、本気度が違いますし。その中でも一番面白いのは、断然アメリカ大統領選挙です。はっきりいってオリンピックより楽しいです。

 1年以上前から討論や予備選があり、複雑な選挙システムでこれでもかというくらいに候補者をふるい落とす。その間に風向きも変わる。だから、狙ってなれるもんではなく、運命がこの人を選ぶくらいに過酷なものであると思います。

 自分は、2000年のブッシュVSゴアの開票時に、フロリダでもめたところから面白いなと思い、それ以来、毎回、何となくよさそうな方を勝手に応援していました。(最初の頃は英語熱が高まるので一石二鳥やと思ってもいました。)

2000年 ブッシュVSゴア 【ブッシュ】人柄がよさそう 〇

2004年 ブッシュVSケリー 【ブッシュ】テロとの戦いを支持 〇

2008年 オバマVSマケイン 【マケイン】副大統領候補のペイリンさんの好感度高い×

2012年 オバマVSロムニー 忙しく、関心なし△

2016年 トランプVSクリントン 【クリントン】2度目の挑戦の根性を尊敬して×

 今のところ、2-2 1引き分けといったところです。

 二大政党が戦っているのですが、自分の勝手なイメージとして、民主党は、ニューヨークとかの大都市の高学歴的な人たちが、「人権とかのアメリカ的価値観を、みんなで一致団結して守ろう。人間の価値は何よりも素晴らしい。そしてそれを全世界に広げよう」的な感じですかね。

 一方、共和党は、田舎のカーボーイが「俺らは、誰からも規制は受けたくないし、誰にも規制はしない。だから自由にしてくれ。でも自然や神の存在は人間より尊いものや。」というイメージです。だからこそ、生存を守る銃規制や、神や自然の教えに反対する同性婚や中絶は反対している感じですかね。

 自分は歴代で最高の大統領はニクソンだと思ってますし、どちらかというと共和党的なメンタリティーを持っているのかなと思いますし、干渉されたくもないし、干渉もしないし、でも自然や少し神的なところもけっこう信じていて、人間はそんなに偉いとは思っていないところがです。

mercantile.hatenablog.com

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 さて、2020年はどうしようかですが、注目候補はゲイを公言しているブティジェッジさんです。アフガン駐留経験があったり、保守的な地域で市長をやっていたりと、ゲイであることのマイナス部分(あくまで有権者的に)をうまく自分の経歴で中和させているところが、地に足がついていていいなと思います。見た感じも、天性で母性本能を起こさせるタイプですし。(年配の女性に比較的人気なのも理解できます。)

 そこで勝てるのかどうかですが、アメリカ大統領選挙はなんやかんやゆうて、オハイオ・フロリダ・ペンシルベニアで勝ち越す必要があり、そこの白人労働者票が決め手になります。自分が選対アドバイザーならエリート歴は控えて、軍歴を徹底的にアピールし、田舎の市長をやっていた愛国心あふれる善良なアメリカ人として、同性婚については、嘘でもよいので神の教えに背くかもしれないんで相当悩んだ。ただ、愛の価値は神の前では同じみたいなことを言う。そのうち女性問題がいろいろあるトランプさんと果たしてどちらが本質的に神の教えに正しいか、自然に対比させて判断させる戦略をとると思います。

 民主党がブティジェッジさん以外であれば、トランプさんかなと思います。はっきり言って、アメリカだけを考えると、経済を中心によいことをしていますし、少なくともオバマさんに比べれば。

 まあ、運命というものが誰を最終的に選ぶのか?大いにこの一大勝負事を見守りたいと思いますし、状況は違いますが、普段、保守的な地域でどうゲイであり、他の色も出しながら、ガラス細工の様にバランスを考え、中和しながら生きている自分にとってもいろいろ参考にできるもんかなとも思っています。