秘すれば花
2か月ぶりの投稿となってしまいました。この2か月はコロナ一色でしたね。私はというと、比較的穏やかなというか、自粛期間中でも一歩外を出れば誰もいない山の中を、散歩できたりと、コロナを通じて、田舎で住むことはいいなと思い直した日々でした。今後、リモートなんやらで、場所に限定されない生活様式が広まればと思っています。とはいうものの地元の観光業は壊滅的な被害を受け入れているところもあり、胸が痛むところもあります。
さて、今日、こんな記事を見かけました。
あえて、本音を言わせていただくと、この男性に対しては、共感できないことだらけです。まあ、この年代くらいのときは、白黒はっきりとつけた方がかっこいいというか先進的みたいな考えがあると思いますが、私からいうとあいまいでおるのが、そらかっこ悪いかもしれらんが、ええのと違うんかと思います。
私は、超保守的な場所に住んでいて、保守的な両親と一緒に住んでいて、またまた記事の田舎ほどではないですが、ゲイが田舎で住むのは難しいと感じる場合もあります。そんな中で私なりに7~8年住んできて、ある程度の対処というか対応の仕方もわかってきた感じがします。
キーワードは「あいまい」「バランス感覚」「秘すれば花」
私も職場内から地域の集まりとかで時々、ゲイか聞かれることがあります。聞いて口に出すということは、思っている人はもっといるんじゃないかと思うのですが・・・
そんな時は、「よく言われるんですよ。」とか「そういう知人は多いんです。(あくまでウエブ上ですが・・・」的なことで返して、話に乗ったりしています。その時、決して話をそらして最終的にYESともNOとも答えないようにしています。この感覚、なぜか気持ちいいんですよね。ゲイ、ノンケと振れながらバランス感覚を保つみたいな
そして、よく秘すれば花なりとありますが、人間何となく秘密がある方が私は魅力的に見えますし。
私についてですが、おそらく職場内でもわかる人はわかる感じだと思います。完全にNOというのも、はっきりいって自分を殺しているようで疲れますし。
そして例え、職場でタイプの人が来てテンションがあがるゲイであっても女性と結婚したいと思う気持ちもありますし、これから出てくるかもしれないですし、あんまり自分をこれだと縛らん方がいいと思います。
このあいまいな形で残しておき、それを楽しみ、美しくみられるようにする。それがすごく日本的ですし、日本人の感性にあうやり過ごし方かなと、勝手に壮大に考えています笑。昨今のLGBT教育とかだと欧米みたいに白黒はっきりつける方向に向かっていますし、法律とか、規則でぐいぐい縛っても、果たして日本の風土にあうのかなと思います。
まあ、これは人それぞれいろんな考えがあるのだと思いますし、田舎というある意味共同社会の中でプレーヤーが限定される場合に有効であって、自分の価値を絶えず周りに知らしめていく世界とは違うので有効かもしれませんが、あくまで参考として聞いていただければと思います。