Healed while heal

30代田舎在住ゲイの、普段表に出せない感情などを書き綴るブログです。

焚火と大火

 さて、自分がブログを書き始めた理由を思い出したところ、職場に新人が来て、惚れてしまったことを、とにかく紙に書きだしたいという気持ちからスタートしました。最初は、けっこうこの話題が多かったのですが、いつの間にかフェーズダウン。今日は、結びを書きたいと思います。

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 まあ、いってしまえば、最初は仕事上のモチベーションにする為に、薪のようにちょっとした火を起こしていた感じくらいでした。けっこう内面的にも、相通じるものがあって、お互い、組織のなかで流れ者的でならず者的な感じとか考えとか似ていまして、何回か昼とか夜に食事にいくようにもなって、本音でしゃべれる人がいてよかったとか言われました。また、けっこう素材的に体も顔もいいのに(整え感はなし)、彼女はいない、童貞とかいってまして、おそらく言動からこっちの可能性はほぼないけど、0.01%くらいは期待するところがありました。

 ただ、そんなこんなで自分の火が燃えていくにつれて、彼が他人としゃべるだけでも嫉妬の感情がうずまき、それを制御することに大変な感じになっていき、彼に対してめちゃくちゃ冷たい態度をとったりで、その嫌悪感もあり、けっこうなストレスになっていました。

 その時は、とにかく周りに言わないとということで、職場内の年上と年下の女性同僚にそれぞれ、「俺は〇〇くん一筋。」とかいって、ぼかしながらめちゃくちゃ冗談ぽくいうことで、何とか気持ちを静めていました。

 モチベーションアップの薪が、とんだ大火事になった感じでしたね。

 そんでどう考えても結ばれないことに、ことあるごとに、けっこう泣いていました。

100%「愛の賛歌」に共感してこれを聞いただけで泣けるみたいな。

 最悪、本人にこういう気持ちやったと、伝えるだけ伝えることで、気持ちを静めようとも考えていました。

 その後は、勤務先の移動もあって物理的に離れることができ、いい意味で、気持ちが収まってきました。彼へは、その後、女性との取次の手助けをしてもらってたりしたんで、まあ自分がまさか好かれているとは思っていないと思います。今は、まあ、仲のよい先輩後輩同士として、将来彼の結婚とかあったとしても、喜べるくらいにはなったと思いますで、今くらいの関係がいいと思っています。

 今となっては、初めてこんなに恋愛のことで苦しくなるほどになったことが逆にうれしくて、自分でもこんな感情になるんやなと思いましたし、この先もないと思う。今は当時のことは良いことも悪いことも宝物みたいな感じですかね。

 そして、感情のぐちゃぐちゃを経験したことで、そういうのとは無縁の落ち着きたいなという気持ちが芽生えたりして、新しい人生の選択幅を広げるきっかになったので、今は感謝しかないです。

 というわけで、このシリーズは、最終回までが異様に長かったですが、完結したいと思っています。