Healed while heal

30代田舎在住ゲイの、普段表に出せない感情などを書き綴るブログです。

目的なしな行動

 最近、オーディオブックの聞き放題にはまっています。

 もともと私は、学生時代から読書好きで、営業時代は昼休みに社用車で、昼食を食べながら本を読むことが1日の唯一の楽しみで、休日は必ず図書館や大型書店にいってたました。

 ただ、田舎に越してからはそもそも書店がなく、あっても周りを気にしながらだったんで、楽しみはなくなりましたが、その内、トレードに出会いまして、活字中毒からチャート中毒に見事に転身してからは、机で本を読むという行為自体が、すごくだるい感じがしてきました。集中を妨げる阻害要因みたいな。さっきまでチャート見とんのに、活字見たら目疲れるしで。

 ただ、そうこうと何年も時間が過ぎるにつれて、やっぱり昔の中毒が出てくるんですよ。でも、それらを押さえつけて読むものというか、読むべきものとして、トレードのメンタルの話だったり、何か目的があってその目的に沿うような読書をしていました。

 でもそんな目的関係なしに無性に、本を読みまくりたいな。とかいう気分がめっちゃ出てきていました。例えば、徳川慶喜大政奉還前にどんな世界を描こうとしたのか?(俺はあのまま徳川幕府による緩やかな改革の方が、対外進出とか戦争とかやってないからよかったんじゃないか派やから。)とかスカイマークはなんで1回つぶれたんか?とか(俺はスカイマーク好きやし、二強に挟まれた第三極として応援しとるから気になるしで)(笑)

 この読みたい欲求を押さえつけていたんで、その当時は、1度、超山奥のひなびた温泉街にいって、1日ゆっくりしたいという感情がけっこうこみ上げてくるほど、つかれまくっていました。

 そんな中、最近、オーディオブックの聞き放題に気が付き、これやったら通勤途中とか例えば身支度しながらでも聞けるわけで、月880円くらいで聞いているわけですが。確かに読み放題なんで古いものとか、種類もそんなにたくさんあるわけがないのですが、私は読書業界では、書店も1年に2~3回くらい行くくらいで浦島太郎状態なんで、ちょっと昔の5年前くらいの本とか新鮮ですし、種類が少ない分、多くの分野を網羅できるしで、目的とか関係なしに読書を楽しんでいます。

 そういえば、昔、書店にいってた頃は、けっこう同じ著書とか分野が重なっていたなと思いまして、今思えば、同じことの繰り返しを、してたんかなと思っています。

 目的のある読書も大事だとは思いますが、それだと分野とか著者が似通ったり、どうしても最初に自分が思い描いている結論があって、それを追認する為にするようなものになりがちです。ということは考えの強化にはなるけれど、変化にはつながらない。

 真に、変化を起こして既存の考えの焼き直しをはかる。それには、目的を外して、とりあえず、分野外すのもいいんじゃないか。何より、切羽詰まる感がなくなって楽しいですし、心の余裕ができたりしました。その影響からなのか、ひなびた温泉街行きたい欲は消えたんかなと思ってます。(笑)