Healed while heal

30代田舎在住ゲイの、普段表に出せない感情などを書き綴るブログです。

反省ノート

 安部さんが退陣表明をしましたが、自分は安部さんについては、絶対賛成派でもなく、絶対反対でもないんで、けっこうニュートラルな感じでいつも見ていました。

 ただ、第一次政権に失敗した後、失意の中、何がダメやったんか、どうすればよかったんかとノートに書き記し、それをもとに第二次政権に望んだ道のりは、けっこう好きなエピソードでした。

 第一次政権の反省として、当時はとにかく自分のやりたいこと(教育改革、国民投票法公務員制度改革等)を最初からやろうとしたが、官僚などの抵抗が激しく、また国民が望んでいること(当時は小泉改革のひずみで格差解消を望んでいた)との乖離がうまれた。そのことで選挙に敗北し、退陣につながった。

 だから、今回は、まず国民が望んでいること(経済再生)をまずやって、支持をとりつけ、選挙に連勝し、長期政権を築き、長期になれば、相対的に官僚より強くなれ、主導権を発揮して、本来自分がやりたい政策をできるのではという戦略を描いた。よって売り込みをそれまでの憲法の安部とか教育の安部とか安全保障の安部から、あんまり興味はないけど経済の安部へとかえた。

 結果的に、経済の再生により長期政権につなげたが、自分本来がしたかった政策(憲法とか安全保障)を実行しようとすると支持が下がり、スキャンダルも重なり、倒れてしまったら元の子もないので、また経済に専念して支持を回復させる。経済と、やりたい政策とバランス感覚を保ちながら来たわけだが、どうも残り任期が短くなってきた。今年になっていよいよ遠慮することなしに、やりたいことをやろうとしたところ、コロナでそれどころではなくなった。

 しばらく休んで、続ける方法もあった。五輪開会式をこの手でやりとげたいが、開催されるかわからん。もし開催がムリやったら、それこそぐちゃぐちゃな任期満了で終わってしまう。そのころには総裁選もあって選挙前なので、総裁選では人気のある嫌いな石破になってしまい、岸田とかにして院政を敷いて政治家余生を楽しむこともできない。それやったら、五輪とかいう一か八がわからんものに賭けるより、ある程度、余力があるときに辞めて、後継者も含めて影響力を残せる確実な方法を選んだのかなと思います。

 私個人としては、安部さんには、保守的な思想とかどちらかといえば好きですが、沖縄への対応とか桜を見る会とかやりたい放題で腹立たしかったですが、超長期で敵なしだからこそ、やれる政策もあると期待していたところもあって、残念な気持ちでいたりもしています。

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 最後に、第二次政権の反省はどんなものになるんやろか。今度は逆に、バランスとってきたけど、人生とか社会は何が起きるかわからん。やりたいことは、もっとやっとけばという感じなんやろか。ということですが、いずれ聞きたいです。