Healed while heal

30代田舎在住ゲイの、普段表に出せない感情などを書き綴るブログです。

田舎移住は、子育て世帯以外の方がいい?

 最近、田舎移住がブームとなってまして、私が住む地域でも別荘完売とかマンション不足とかの不動産特需をちらほら聞いています。

 その中で特に、子育て世代の移住について、子無しカップルや単身者以上にメリットが大きいと、言われることが多くなっています。都会ではコロナで外で遊べないけれども、田舎の自然の中でのびのび育てたいとかで、行政も子育て世帯に支援の照準を合わせていますし。

 まあ、確かに田舎での子育て、自然の中でのびのび育てることはできるし、家は広くなるし、食べ物はおいしいし、安いしでメリットは多くなると思いますが、あくまで子供が小学生まではいう条件がついてくるのは事実だと思います。

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 私の周りでも、小学校まではまあそんなに教育格差は感じないのですが、中学校からは、部活が運動部で2つしかない学校があったりで選択の幅が狭められていきます。また高校も実際に通うとなると実質的には1校しか選択肢はない状況になっていきます。

 まあ、単なる学力だけを求めるのであれば、その地域の進学校にいって塾にいけばそこそこのところに行けたりはしますが、例えば違う分野もとなると、通う距離が極端に長くなったり、交通費がかかったりしていきます。それで高校以降に家族ごととか、妻と子供だけ都会に引っ越した事例があったりします。

 まあ、親が自然の中でのびのび育てたいと思っても、それが自然に触れあう遊びが可能なのは小学生低学年くらいまでですし、高学年以降になると親の教育の介入度は小さくなって必然的に子供は周りの同級生との中で学ぶことも多くなっていきます。その中で多様な選択が狭められた状態で、学ぶことになるので、デメリットが出てくるのはないかとは思います。

 そう思うと、別に田舎移住は、単身者とか、子無し夫婦とか、例えばゲイの方が、子育て世代よりメリットはあるのではと思ったりします。