Healed while heal

30代田舎在住ゲイの、普段表に出せない感情などを書き綴るブログです。

バッファーを求める~ゲイが女性と別れて2~

 前回、紹介された女性との縁がなくなった話(アリアリガトウが聞けなくなる)をしましたが、その後、猛烈に沸き起こってきたのが、その反動として、田舎にいるから独身で肩身が悪いから都会に行こう。どうせ行くなら今の場所と縁を完全に切りたい。だったら、近い京阪神ではなく、関東の方がいいという考えでした。

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 その後は、完全に関東路線に舵を切っていました。幸い昨年からプログラミングの勉強をしており、力がついたら転職活動をしたいという段取りでした。

 ただ、自分の中で今の仕事がそんなに嫌いではないという考えもあり、ただ単に場所が嫌やから辞めるというのも勿体ない気がしていたというか「損切り」が勿体ない気も出てきました。(年功序列的な給与体系とか、プログラミングは副業と次への準備として早期退職待つ方がコスパいいしとか。後、会社内でもできる方やのにとか。)

 もっと自分の中の正直な気持ちをえぐると、「あの時、田舎に戻ってきてなかったら今頃、幸せやったのに。だからといって今更、過去の決断を悔いても仕方ないけど。今から都会に行くのも行って落ち着けば幸せかもしれらんけど、なんで苦労せなあかんのや。でもここにいるのも苦しいし、どうすればいいんや」と人生の選択に敗北し、袋小路になっていました。そして何か安心できるバッファー(緩衝地帯)を求めていました。

 そんな時に、俺って、別に職場が嫌なわけ違うやろ。でもって田舎が嫌でもない。事実、今の場所に違う場所から移ってきても、そこそこ幸せに暮らせそう。嫌なのは、親とか近所とかそういうものやと気づきました。ということは離れて住むのがいいなと。

 そして、どこに住むかということですが、私の住んでいる場所とか会社は、田舎といっても人里離れた山奥でもなく、絶海の孤島でもない、大都市圏と地方都市圏に挟まれた田舎なんです。関東でいえば、大月市。ただし、電車は通っていない。東と西に山脈がそびえたち、トンネルはあるが文化圏は遮断されているイメージです。

あくまでイメージです。大月市の方、勝手にすいません。



 まず、候補は三つありました。

①大都市側 住むのはベストだが、片道1時間以上かけて通うのがアホらしい。却下。

➁田舎 親とかと離れた感じがしない。却下。

ということで➂地方都市圏に住んで、職場に通えばという発想が出てきました。

家族になりたいけど、夫婦になりたくない

 久しぶりの投稿になってしまいましたが、前回7月にこんな記事を書いて、

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しばらく間が空いたのですから、蒸発したか急転直下、結婚してしまった。とか思われそうですが、大丈夫です。何もかわりありません。いろいろ忙しかったからです。というか、間が空いてしまうと、書き始めるハードルが高くなるんですね。ここ数日、マックブックを修理に出しおり、何もできないんで、ようやく書くハードルがなくなりました。

 7月の結論からいいますと、紹介された女性とは別れました。それまで連絡や会ったりしており、お互い30代後半なので、当然、将来の話もしますし、なんで今まで独身やったのかは聞きあいます。その中で一言でまとめると、彼女は私のことを正常な人として期待して接していましたし、私は彼女をもしかしたら一致点を見出せるかもしれないと期待して接しているものですから、当然歯車はかみ合わなくなりました。

 はっきりいうと、私にとって正常に結婚し、家庭を作るということはこれが最後の機会やったんかなと思います。

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彼女が紹介されてから、「アリアリガトウ」という曲をよく聞いていて、特に2分30秒~の「これからパパとママとね、一緒じゃない時間が来て、私もいつか誰かのためローソクに灯をともしていけるのかな」という歌詞に心が揺れ動かれていたわけですが、別れてからは、この歌を聴くことができなくなりました。

 はっきりいうと、私には家族をつくりたいという気持ちは強かった(それは今でもあります)のですが、夫婦になりたいという気持ちが欠如していました。相手には、家族の共同経営者、共通の親と期待して、将来の妻とは見ていなかったというより、より黒い気持ちでは、どうでも良い存在だと思うこともありました。

 今まで、こうゆうことを繰り返しているな。とつくづく思います。はっきり言って、今まで付き合ったり、付き合いに至らなかった女性ともほぼ別れ際、不幸にさせている感じがしています。学習能力がないというか。

 ということで今に至っているのですが、それを受けて、その後の心境の変化などは、また書けたらと思います。