Healed while heal

30代田舎在住ゲイの、普段表に出せない感情などを書き綴るブログです。

フェースツーフェース

 最近、いいなと思うことがあります。それは、リアルからバーチャルへと移行することで、東京と田舎との情報格差が一時的にせよなくなったことです。

 その昔、インターネットがない時代は、情報格差は100:5くらいやと思う。主な情報源はテレビとかの時代やけど。それがインターネットがつながり、バーチャルでも情報のやり取りができるようになっても、100:30くらいの格差があったと思う。これがコロナ前の実感やった。

 その差は何なんやということやけど、フェースツーフェースの有無やと思う。それがめっちゃ大きい感じやった。ネットで得られるという情報量は同じやけど、フェースツーフェースから得られるニュアンスとか、例えば飲みの席で発する本音とか、そういうのがめっちゃ為になるものが多い印象やった。

 コロナ前に、時々、東京に行った時に、それをすごく実感していて、東京に住むということは家賃とか高いけど、それに値するフェースツーフェースのコミュニケーションから得られるもんがあるから、納得したところがあった。

   ところが、コロナ後は、そもそもフェースツーフェースのコミュニケーションができなくなり、そしてバーチャル主流となったおかげで、東京がダメになって、田舎が改善されたことで情報格差が60:50くらいになったと思う。

 俺的には、不謹慎化もしれへんが、東京でのフェースツーフェースのコミュニケーションがなくなくなり、バーチャルが増えたことで相対的に田舎の情報格差が改善したことにけっこう喜んでいます。

 最近、本社機能を地方の田舎に移す会社もあったりしていますが、

news.livedoor.com

これまで中央省庁、企業の本社が集まり、短時間で密度の濃いコミュニケーションが可能であったからこそ、高い賃料をかけて会社も東京に人を集めていたと思うのですが、それがなくなると、会社もいる意味がなくなってくるかもしれへん気がします。

 ただ、コロナ後にどうなるのか。いずれフェースツーフェースのコミュニケーションは復活するし、なんやかんやいうてやっぱり強いし、バーチャルとの二重構造になるかもしれん。どこまでバーチャルがフェースツーフェースに近づけるかもあるしで、俺の情報環境にも影響するんで、けっこう注視しています。

 

井の中の蛙

 安部さんが辞めるにあたって特に外交面での実績がけっこう言われていますが、私は安部外交の最大の実績は、中国と喧嘩しとるんと違うんかと思わせながら良い感じな関係を分からないようにひっそりと、築けたことだと思っています。事実、習主席の国賓来日もすぐそこまで来るくらいになっていました。二階幹事長のご尽力もあったと思いますが。

 中国は、はっきりいって経済とかそのほかもろもろ日本より完全に上で、アメリカがくしゃみをすると、金融に影響しますが、中国がくしゃみをすると、生活そのものに直接響いてきます。もう喧嘩してはいけない国になっており、よい関係を築くことは急務でありました。特に安倍さんも最初は喧嘩していましたが、トランプさんになって、米軍の日本や韓国の撤退が現実味を帯びるようになってから、これはアカンと喧嘩をやめていきました。

 ただ、外交でも営業でもそうですが、交渉事は対外より、対内側、社内側に対してどう説明するかが大事だと思っています。また営業でもそうでっすが相手と仲良くなりすぎると、内からは利用されているんと違うんかと懸念が出てきます。だからこそ、内部向けには俺は利用されているんじゃなく、ちゃんと主張しとるんやといっとく必要があります。

     ですんであからさまに中国と関係改善しようにも対国内的にそれをはっきりやろうとすると、反対が出てきます。特に中国・韓国は。その時、何か別に喧嘩をしてもいい国とかをたたくことで不満をそらすような形をとって、(今回は韓国)その間に改善をしたところですかね。韓国はまだ喧嘩できるけど。

  また世論も安部さんっていったら中国には厳しいイメージがあるんで、その安部さんがやるからまあ主張したところはしたで、そんで関係改善しはったんやなという納得感も出ますし。

 昔、小泉さんがアメリカのポチとか言われている時に、逆に中国には靖国神社の参拝を毎年やることで喧嘩を売ることで、日本人としてのプライドを守るように仕向けたところがあります。プライドを守るという点ではけっこう今回と似ているところはあると思います。ただ、今回はポチではなく、けっこう対等か少し下くらいな感じになっていますが。

 ただ、問題なのが、10年前くらいと比べて日本が喧嘩できる国が中国から韓国とどんどん位が落ちてきているところですかね。例えば今、中国、韓国の製品っていったら日本より技術的にも上ですし、憧れという点でも日本が後れをとっていまして。いつまでも、技術大国とか、俺らはアジアNO1とか井の中の蛙みたいに叫んでいても、いつの間にか誰もいなかったという状況になってしまいます。

 少なくとも私は、プライドプライドいう前に、もっと現実を見て、そこから這い上がる気持ちを持ちたいと思っています。

 まあ、それにしても交渉事というか営業は、対社内向けが難しい。自分が昔営業をしていたときも、相手に譲歩しそうな時は怒られるわ。社内(上司)どない説明しまひょとかびくびくしながら考えていたことを思い出しました。外交とはレベルがまったく違いますけど(笑)