Healed while heal

30代田舎在住ゲイの、普段表に出せない感情などを書き綴るブログです。

たとえアマゾンが世界を席巻しても。

 最近、コロナで地元商店を救おうキャンペーン的(プレミアム商品券的なもの)なもので、地元商店街を回ることが増えてきています。

 私の住んでいる地域の中心市街地は、一応アーケードがある商店街があり、昔は休日になると地域内から人がごった返し、大手工場の労働者も含めて、ごった返していたそうです。その後は、大手工場の撤退、イオン等の大型商業施設の進出、交通の利便性向上による消費者の都市部流出、人口減少と日本全国にある地方都市が経験している同じ現象で急速に商店街自体が衰えていってます。

 とはいっても最近は、商店街自体が昭和の香りがするものとして、観光客が若者向けに、カフェや雑貨屋、食べもの屋ができ始めて、少しずつにぎわいを取り戻していた。ところがコロナ渦によって、観光客、地元客の需要蒸発と来たわけでして、そんなさなかに久しぶりに訪れてみました。

 案の定空き店舗は増えており、おそらく近隣のイオン等の大型店へ流れたのだと思います。ところがイオン等も最近は、ドラッグストアやデイスカウントショップに流れている傾向があるようで、あの巨大な建物の維持管理も含めて将来、永続できるのか疑問視される状況になっています。そして、最近は楽天やアマゾンに代表されるネット関係も出てきたわけでして、小が大に飲み込まれる状況がひたひたと迫ってきている状況が読み取れました。

 そんな中、町の一等地でアマゾンなどがいくら隆盛しても勝てない分野が、残っていました。それが理容、美容院関係です。これだけは元気そうでした。まあ正直なところアマゾンなんか入り込めませんし、けっこう慣れたところでやってほしい的な消費者の願望も強いので、大手資本もなかなか入るのが難しい。ネットも隆盛して世界がアマゾンに駆逐されそうな未来の中で、個人がそれに付き合う、対抗するかは置いといて、生き延びていくヒントが隠されているかもしれないと思いました。